セオリーはない

近頃は、アプリで出会いの機会を得る人がずいぶんと増えているようです。
時間に追われる現代人は、恋人を得るための時間を作ることも大変ですから、自分のペースで登録者をチェックしたりアプローチしたりできるアプリは、願ってもない出会いの場なのでしょう。
そうして出会いから交際へと進んだ人の多くは、「関係を上手く進めるためのコツを知りたい」と考えているのではないでしょうか。
速やかに関係を深め、ちょっとやそっとでは破たんすることのない関係性を築いてしまいたい、早く仲良くなりたいと考える人は多く、そのための最短ルートはどのような方法があるかと模索している人もいるかもしれません。

ですが、小説や映画のような都合のいい「最短ルート」は実際の恋にはありません。
もちろん、「こうすれば間違いなく関係が深まる」というパターンもセオリーもありません。
新しい恋をしたら、新しい恋人に合った関係性を築く必要があり、それは、自分で考え実行していくしかないのです。
むしろ、パターン化されたものがあるのではないかと考えたり探したりすることは、時間をムダにしているだけなのでやめた方がいいでしょう。
もし、「最短ルート」があるとしたら、それは、相手の人となりを理解しようと努力することです。
恋愛という関係に限らず、人と人との関係は、相互理解から始まるからです。

恋人のことが好きで、長く良好な関係を築き続けたいと考えているのであれば、映画や小説、人の経験などを参考にするのではなく、自分たちに合った恋の進め方を考えるべきです。
お互いのことを理解し合う努力をし、思い遣る気持ちを持つことが大切なのです。
既存のパターンに当てはまるような関係は、「恋」ではありませんし、それで上手くいっているのだとしたら、それは「互いを意識していない」ということなのです。
相手を理解したい、理解されたい、その上でもっとも良好な関係を築きたいと考えるのが「恋」であり、そのためには時間がかかるものなのだということをぜひ覚えておいてください。